コピルアク 高級コーヒー 製造工程

コピルアクというコーヒーを聞いた事ありますか?
一時期話題になりましたよね?


あのコーヒーはどうやって作るのでしょうか?
聞いてみました!



お問い合わせありがとうございます。
ご依頼のコピルアクの製造工程についてお調べ致しましたのでご案内致します。
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■コピ・ルアクの製造方法
■1). ジャコウネコがコーヒーの実を食べる
ジャコウネコのコーヒーができる最初のステップは、ジャコウネコがコーヒーの実を食べるところから始まります。ジャコウネコがコーヒーの実を食べるという何の変哲もないことではありますが、実はこの段階にもジャコウネコのコーヒーを最高のものにする秘密が含まれています。
それは、ジャコウネコがコーヒーの実の中でも特に美味しいコーヒーの実のみを食べるということです。
 ジャコウネコはかなりの食通のグルメであり、本当に美味しくて熟れたコーヒーの実しか食べようとしません。
人間が手摘みでコーヒー豆を収穫するよりもはるかに優れたその選定能力が、結果としてジャコウネコのコーヒーがいい味と香りのする最高級のコーヒー豆しか使われていないことにつながるのです。

■2). ジャコウネコがコーヒーの実を消化する
ジャコウネコはコーヒーの実の食べ方は、まるでキャンディーのようです。
コーヒーの赤い実を丸ごと口の中に入れた後に、口の中で皮の中から甘い実を取り出します。
それを口の中でコロコロと転がした後に飲み込みます。
飲み込んだ後のコーヒーの実は、しばらくするとジャコウネコの腸に行きます。
そして腸内の消化酵素によって、コーヒーに含まれるアミノ酸が分解され、独特の香味となります。
体内で約12時間も自然発酵されることになり、その消化の過程でコーヒー豆が絶妙な深みを持つことになります。
簡単に言うと、普通のコーヒーであるならばコーヒー農場で働いている人が行う、収穫から発酵させるという作業を、ジャコウネコが自分の体内で行う上に、さらなる加工をほどこすというわけです。
ちなみに、ジャコウネコの消化酵素は果肉のみを溶かして、種子に当たるコーヒー豆は溶かしません。
なので猫のうんちでコーヒーを作るというものの、厳密には消化されずに残ったコーヒー豆でコーヒーを作るので、汚くはありません。
コーヒー豆そのものは消化されないのですが、ジャコウネコが実を食べる時に消化液がコーヒー豆に染み込み、それがコーヒー豆に化学変化を起こさせます。それが独特の味にするのに貢献するわけです。
■3). ジャコウネコがしたうんちを集めて洗浄する
よく食べ物を床に落とした時に“3秒ルール”と言って、3秒以内に拾うことができたらセーフというものがありますが、ジャコウネコのコーヒー豆の場合には、2時間ルールが存在します。
猫のうんちを集めるというこの作業、実はここが最も難しい作業だそうです。いつされるか分からないうんちを2時間以内に集めるというのは、確かに無茶振りのような気がします。
2時間以内に集めることができないと、コーヒーの豆がすぐに劣化してしまいます。ちなみにですが、ジャコウネコはコーヒー以外はあまり食べないので、あまりうんちは臭くないらしいです。
■4). ジャコウネコがしたうんちを乾燥させる
次にジャコウネコがしたうんちから取ったコーヒー豆を乾燥させます。数日の間、野外で太陽の光に当てて干して、とく乾燥させます。
ただジャコウネコが生息する熱帯林はかなり雨が降ります。
なので定期的にシートを上にかぶせて雨をしのぐことになります。そして水分の含有率が11%になるまで乾燥させることができればOKになります。
■5). ジャコウネコがしたうんちを焙煎する
そして最後の製造工程として、ジャコウネコのコーヒー豆を焙煎します。
この焙煎の過程で、コーヒーの苦味が消えて、ジャコウネコのコーヒー豆特有の甘くフルーティーな香りが漂うとのことです。
フライパンか専用の焙煎機で行われるこの過程で、深煎りにするか浅煎りにするか調整することができます。
そしてパリッとしたコーヒー豆が完成します。
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■ジャコウネコとは何なのか
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そもそもこのサイトのタイトルにもなっているジャコウネコとは一体何なのでしょうか。
生物学上はジャコウネコ科といものが存在しており、ネコという名前がついてはいるのですが、見かけはネコよりもイタチとかタヌキっぽいです。
実際に一部の人はジャコウネココーヒーのことをイタチコーヒーなどと表現しています。
アジアやアフリカの熱帯林に生息しており、60種類くらいのジャコウネコがいると言われています。
大きさはざっくり60cm~1mくらいと小柄な動物です。
このジャコウネコはとにかく食通のグルメで、美味しいコーヒーの実だけを選り好んで食べます。
ジャコウネコが食べたそのコーヒーの実が排出し、そのコーヒー豆をよく洗浄し、乾燥させてできるのがジャコウネココーヒーというわけです。そのためにコーヒーの実の中でも選び抜かれたコーヒーの実だけが最終的には残るというわけです。
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■ジャコウネコのコーヒーは人気者だからか呼び名がたくさんある
人気者のジャコウネコのコーヒーは、ジャコウネコのコーヒー以外にもさまざまな名前で呼ばれています。
おそらく一番よく聞くのが「コピ・ルアク(コピ・ルアック)」です。「コピ」とはインドネシア語でコーヒーという意味で、「ルアク(ルアック)」は野生のジャコウネコという意味です。
なのでジャコウネコのコーヒー=コピ・ルアク(コピ・ルアック)になります。
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いかがでしょうか?
少しでもご参考になれば幸いです。